概要
Googleフォトのデータをtakeout(https://takeout.google.com/?hl=ja)機能でダウンロードするとファイルのタイムスタンプがダウンロード実施した日になってしまう。Takeoutで出力したデータに含まれているJSONデータに撮影日時が記録されているので、その情報をもとに修正する方法を説明します。Windowsパソコンが必要です。
なお、takeout機能で複数のZIPファイルに分割された場合にはすべての同一のフォルダに統合してください。****.jpegと****.jpeg.jsonが同一フォルダに存在する場合に処理可能なのですが、****.jpegと****.jpeg.jsonが同一のZIPファイルに格納されていると限りません。
①PowerShellのスクリプトを実行できるようにする
PowerShell 管理者権限として実行します。ウインドウズメニューを開いた状態で「PowerSell」と入力すると見つかるので、「管理者として実行する」を選択してください。
以下のコマンドを実行し現在の権限を確認しメモしておいてください。
Get-ExecutionPolicy
以下のコマンドを実行して権限を変更してください。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
変更してよいか確認されるので Y キーを押してください。
なお、権限(RestrictedやRemoteSignedなどの)の詳細は以下を参照してください。
②スクリプトを作成
拡張子を表示した状態で「CorrectTimestamp.ps1」というファイルを作成しメモ帳で以下の様に編集してください。
$files = Get-ChildItem $PSScriptRoot -File -Recurse -Exclude *.json,*.html,*.ps1,*.zip foreach($i in $files){ Write-Host $i.FullName $jsondata = Get-Content -Path $i".json" | ConvertFrom-JSON $j = $i.FullName+".json" $UnixTime = $jsondata.photoTakenTime.timestamp.Trim('"') $UtcTime = ([DateTime]::Parse("1970/01/01 00:00:00")).addSeconds($UnixTime) $LocalTime= [TimeZoneInfo]::ConvertTimeFromUtc($UtcTime,[TimezoneInfo]::local) Set-ItemProperty $i -name CreationTime -value $LocalTime Set-ItemProperty $j -name CreationTime -value $LocalTime Set-ItemProperty $i -name LastWriteTime -value $LocalTime Set-ItemProperty $j -name LastWriteTime -value $LocalTime } Write-Host "Processing has finished. Please press any key. . ." -NoNewLine [Console]::ReadKey($true) > $null
JSON内にはいくつかの日時が記録されております、上記のスクリプトではphotoLastModifiedTimeを更新日時に設定していますが、photoTakenTimeを採用するなど好みに合わせて変更してください。更新日時もphotoTakenTimeにしています。
③Zipファイルの展開とスクリプトの配置
Takeout機能でダウンロードしたZIPファイルを全て展開し、展開されたフォルダに「CorrectTimestamp.ps1」をコピーしてください。
④スクリプトの実行
「CorrectTimestamp.ps1」ファイルを右クリックして「PowerShellで実行」を行うとタイムスタンプが修正されます。
その他
JSONファイルに記録されているデータを使ってファイル名を変えたりすることもできるが、PowerShellでなくWSH(Windows Script Host)などでも処理できると思います。
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